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ミニ企画:ゲーム理論が語るやった方がいいゲームとは

  • The Doctor
  • 2017年2月19日
  • 読了時間: 5分

 今回の記事は私の好きなゲームデザイナー兼ARG(代替現実ゲーム)研究者のジェイン・マクゴニガルの著書スーパーベターになろうからの文が結構面白かったので記事にしてみました。記事のタイトルに出てくるゲーム理論とはwiki曰く "経済や社会における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問である・・・" ということですが、わかりませんよね、なので簡単に言うと、日々私たちのしているゲームには一体どんな効果があるか について研究するをことです。その中で今回の記事は、答書において科学ジャーナルの<アメリカン・サイコロジスト>が「ビデオゲームをプレイすることの恩恵」について調査した際の分析結果をお伝えしたいと思います。

認知の恩恵

あなたを賢くしてくれるゲーム

  あなたをもっと賢くしてくれるゲームはとりわけ「コール オブ デューティ」「グランド・セフト・オート」のようにテンポの速いアクションゲームやレースゲームは特にです。アクションゲームをよくプレイする人は、次のような認知の恩恵を受けられる。

・視覚的注意、空間的知性スキルが磨かれる。科学、テクノロジー、高額、数学の分野での活躍が期待できる。

・時間制限の高ストレスな状況で、素早く正確な判断ができる。

・複数の情報の流れを同時に追う能力が改善される。ゲームをあまりプレイしない人の最大三倍の量の処理できる。

・神経処理が全体的に効率化される。難しいタスクに対して脳が使うリソースが減る。

問題解決がはかどるようになるゲーム

  「スタークラフト」のようなストラテジーゲームでも具体的な問題解決能力が磨かれ、実生活での学業の成功や、より大きな成果が期待できる。ストラテジーゲームには以下のような恩恵がある。

・情報収集の能率が上がる。

・選択肢を正確に、素早く評価できるようになる。

・戦略的プランを組み立て、それに従う能力が強化される。

・別の戦力や目標を立てる柔軟性が磨かれる。

感情の恩恵

いい気分転換をさせてくれるゲーム

 ビデオゲームはいい気分転換になり、感情の状態を改善する。「アングリーバード」や「ビジュエルド」のようなパズルゲーム、それからようなパズルゲーム、それからスーパーマリオ・シリーズのようなジャンプアクションゲームはとくに。自分の好きなゲームをプレイすると以下の力を獲得できる。

・すぐに気分が向上する。

・不安を振り払える。

・喜び、好奇心、驚き、自負、、満足と言ったポジティブな感情を頻繁に体験する。

恐怖に打ち勝てるようになるゲーム

 ビデオゲームは厄介な感情に対処するすべを学ぶのに役立つ。とりわけ「バイオショック」「バイオハザード」「サイレントヒル」など、非常にチャレンジングで恐ろしい、あるいは強烈な感情を引き起こすゲームは。こうしたゲームを頻繁にプレイすると以下の恩恵を受ける。

・プレッシャーの中で、緊張や不安にうまく対処できる。

・恐怖、怒りと言った極端な感情を巧みにコントロールできる。

"夢"と言ったある意味別の世界に影響を与えるゲーム

 ゲーマーは卓越した感情のスーパーパワーを身につけることがある。中でも最も驚くべき能力は"夢"と関係している。一人称視点ゲーム(「マインクラフト」「ヘイロー」「ポータル」など、ゲーム世界を主人公の視点で見るゲーム)は以下の二つの素晴らしいスキルを養ってくれる。

・悪夢の進行を食い止め、ビデオゲームの中でキャラクターを操作するように、夢の中の自分をカントロールできる。

・"明晰夢"(夢だと自覚できる夢)を見ることが多くなり、空を飛ぶなど、夢の中で積極的に楽しめるようになる。

社交の恩恵

仲間付き合いが上手くなるゲーム

 マルチプレイや大規模マルチプレイのビデオゲームは、第二章で紹介した*仲間を作るスキルのほか、重要な社交スキルを教えてくれる。「コール オブ デューティー」「リーグ・オブ・レジェンズ」「チームフォートレス」などのチーム戦ゲームを頻繁にプレイする人は以下の恩恵を受ける。

・日常生活における協調の精神が育まれる。

・コミュケーション、協働スキルが改善される。

グループ内での評価が上がるゲーム

 一方、グループを統率したり、同好の士を指揮したりするようなゲーム、例えば「ギルドウォーズ」や「ワールド オブ ウォークラフト」のようなゲームをよくプレイする人は他者から以下のような評価を受ける。

・良い指導者

・人のやる気を引き出すのがうまい

・ボランティアや募金など、市民活動に参加する可能性が高い。

まとめ

 またこれらのビデオゲームはよくあるごくごく単純なよくある脳トレ系のゲーム(DSなどの大人の脳トレやPCであるルモシティ)よりも、より効果的にそして長期的な効果があることがーたとえそのゲームに暴力的なコンテンツを含むものでもーすでに研究でわかっている。そして特にこの調査のすごいところは、ゲーム内でのスキルだけでなく現実世界に、それもプラスのポイントができることです。そのため「ただゲームをするのは時間の無駄」や「悪影響がある」と言った考えは決して全てが本当ではないと言うことを知ってください。さらにそれを自覚してプレイすることで今までにただ闇雲にしていたゲームもさらに効果が現れるはずです。ですが、もちろん寝ないでゲームをプレイし続けたりするようなそれこそモラル的に良くないことは実際に意味がないのです。だからこそきちんと理解を持って生活することでより良く今までの生活を送ることができるのです。ではみなさん良きゲームプレイを。

Jane Mcgonigal(ジェイン・マクゴニガル)


 
 
 

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