ティファニーで朝食を:レビュー
- The Doctor
- 2017年2月25日
- 読了時間: 3分
自由に生きる美しい女性のニューヨーク生活

オードリー・ヘップバーンの美しさに完敗
今回の「ティファニーで朝食を」が私の初オードリー・ヘプバーン作品なのですが、さすがはハリウッドに名を残す女優ですね。この時代には、ほかにもあのマリリン・モンローもいましたが、オードリー・ヘプバーンはまたそれ違って、とても素敵でかわいいといった印象を受ける素敵すぎる女性でした。さらに服装から何まで何十年も前の映画という印象を受けない若々しさなどもが伝わってきます。また劇中では彼女の演じるホリーを「本物の偽物」と言っていましたが、オードリーは間違いなく本物の女優です。
内容はほぼないけど名作

この作品もまたハリウッド黄金期として語られる映画ですが、内容にこれといったものはあまりありません。というより最近の恋愛映画などでよくある やりすぎさやドロドロさ、意味不明さを取り除いてただシンプルに自由奔放にニューヨークを生きる女性が描かれています。そのシンプルさこそがオードリー・ヘプバーンの魅力を引き出しそれを伝えてくれているのだと思います。
えっなんで!?中盤での謎の別れ

一番この映画で残るのは、途中で二人が一緒に街に繰り出し、街で楽しんでから二人が家に帰ってきてからのことです。それから二人は思わずキスしてしまいます。しかしフレッドが起きてもそこにはホリーの姿はありません、彼女の部屋に行ってもです。またこの時、勢いで援助を受けていたフレッドの相手とフレッドが縁を切りますがどこを探しても彼女は見当たりません。すると彼は昨日一緒に来ていた図書館で彼女を見つけますが、なぜか彼女は見て見ぬふり、ついにはフレッドが「愛している」とまで言いますが二人は離れてしまうのです。
ここで疑問なのが何で急にフレッドに距離を置いたのかということです。いろいろ考えましたが、二人は友達のままがよかったのか、それとも彼を好きになってしまうのが怖かったからなのか、男性としてはなかなか引っかかってします場面でした。
自由すぎる女に恋するフレッド

今作のある意味苦労人フレッドですが、本当に彼女が好きだというのが伝わります。だからこそ必要な時は一緒にいてあげたり、一緒に散歩をしたり、彼女のために一歩下がったり、ただ単にめんどくさくて普通だったら嫌気がしてしまうことでも彼女のためを思ってやってあげるのです。ほかの男の方に行こうとしても無理に引き止めず彼女のためになることをする。大変な苦労もありますが彼女との思い出もそれを上回る位幸福なのだということも伝わってきます。
評価 8.5点
オードリーの魅力たっぷり。この映画はめんどくさいのを抜いて、ただオードリーの魅力を全体で感じ取ってください。そうすればなぜこの映画が名作と呼ばれるかがわかります。皆さんも自由気ままに生きるホリーの魅力を感じ取ってください。

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